「ビリギャル」を見た。


もう疲れたもうやだ!ってなったとき、もうちょっと頑張ってみるか、って気にさせてくれた映画。よかった。

 

まず有村架純細いし可愛い。失恋ショコラティエとか弱くても勝てますとかで、石原さとみとか麻生久美子とかと比べると有村架純めっちゃ普通って思うんだけど、本当の凡人に混じると超可愛かった。脚細い。あと名古屋弁?可愛い。自分が田舎育ちだからか、訛りあると愛着湧くし、感情高まると訛り強くなる感じ、リアリティあってよかった。


話は王道の感動ストーリーのテンプレどおり。周りと馴染めなかった子がギャルになって落ちぶれてく中、親身になってくれる良い指導者との出会いから慶応合格っていう目標を見つけて勉強を始め、父親と担任教師と衝突することもあるけど、母親と友達の支えでなんとか踏ん張り、努力が実る。

勉強のテクニックは特に問題じゃなくて、精神論の話。新しくものを知っていく楽しさがわかってくる感じとか、頑張ってるのに結果が付いてこなくていらいらして嫌になるとことか、丁寧で良かったと思う。さやかちゃんが頑張るようになる様子が自然で良かった。

伊藤淳史の先生は完璧に素晴らしい先生なんだけど、さやかちゃんが模試の結果悪くて諦めかけてて、先生みたいにいつも前向きにはいられんもんでさ!ってイライラが爆発して、大泣きでお母さんに会いに行くとことか、わかりすぎてあるよね〜!って泣いた。お母さんの吉田羊さんの声がいつも優しくて泣けた。いいお母さん。弟と父親のケンカはちょっと画面的に激しすぎたけど、円満そうに見えてもどこの家族でもこのくらい問題あるよね、って感じた。


さやかちゃんすごく頑張ってて、まぁ普通ここまではやれないよねって感じなんだけど、人が努力してる様はいいなあと思った。途中川原を自転車で走るシーンが何回かあるんだけど、あの何もない感じも田舎っぽくてよかったし、最初の方、自転車に乗りながら代名詞を繰り返し口に出してるとこ、夕日と雲がすごく綺麗で印象的だった。


学年ビリのギャルが偏差値を〜ってタイトルがだいぶキャッチーなのだけど別に奇をてらった話ではなくて、当たり前に大切なことが描いてある映画でした。