「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」を見た。


Perfume最高だった。
泣かせに来てるわけじゃないんだけど、素直にいい映画で最初から最後までずっと涙が流れてた。

もともと特にPerfumeヲタなわけではない。ポリリズムが流行ってた頃くらいから認識はしていて、ねぇとかナチュラルに恋してとかが売れて割と好きになった、くらい。嵐さんの番組にもよく出てたのでそれで親近感湧いたのもあるな。チョコレイトディスコは何から流行ったんだろう?あとニコニコで踊ってみたとMAD見てたのが一番大きい。受験時期にひたすら作業用Perfume聞いてたな。いつの間にか結構好きな子たちになっていて、曲とかライブとかは追い掛けてないけど出てたら見るくらいには好き。

パーフェクトスター・パーフェクトスタイルとpuppy loveとspending all my timeと微かなカヲリとmy colorが好きな歌。

暗転してから登場するまでがどのコンサートでも一番好きで、映画のオープニングもコンサートの直前から始まって、イントロ、スタンバイ、シルエット、歓声、登場、の流れだったから最高に最高だった。会場全然狭くてライブハウスなんだけど、映画だと映像効果?ですごい広い空間みたいでよかった。映像、プロジェクションマッピング?きっと最先端なんだろうなって感じで超おしゃれで超かっこよかったし、すげー!って感じだった。

エレクトロな曲とか、操り人形みたいに完璧なダンスとか、白くてすらっとした手足とか、Perfumeってお人形さんイメージが強かったけど、ちゃんと大人の社会を生きてるきちんとした女の人なんだなって思った。たぶん私の1個上なんだけどすごーくちゃんとしてた、当たり前だわ。
ただニコニコして歌って踊ってるように見える裏で、いろんな人たちが動いてて、彼女達ももちろんたくさん考えてて、みんな試行錯誤してて、ステージの上だけじゃなくちゃんと生きてて、その集大成というか一部というかが私たちが見てる部分なんだよね、って当たり前の事を再認識できて、彼女達のことをもっと好きになる映画だった。
振り付けの先生も好きだったし、演出のお兄さん?おじさん?も素敵だったし、アミューズの会長も良かった。チームPerfumeいい雰囲気だった。

もともと地元のスクールで出会った女の子達が、あんな奇跡のバランスで存在してることがすごいよね。ビジュアルが完璧すぎる。みんな特別美人てわけじゃないけど種類の違う可愛さがあるし、身長とか細さとかが大体同じくらいなのがすごい。ていうか脚がきれい。映画、下からのアングル多くて美脚めっちゃ堪能できてすごい楽しかった。ずっと見ちゃった。
ロングストレート、セミロングウエーブ、ボブ。タイトミニスカート、フレアスカート、ショートパンツ。Perfumeバランス素晴らしい。

以下3人それぞれについて。

あーちゃんは共感の人だった。本当に太陽みたいな人だと思った。すごーくファンのことを考えてくれてて、周りをちゃんと見てどうしたらいいのかがわかるセンスがあって、変化を求めて新しい要素を取り入れようとする姿勢があって、とんでもなく良くできた人だった。あーちゃんの周りにはたくさん人が集まると思う。あーちゃんのこと嫌いな人はいないよ。あーちゃんが真ん中にいてくれて、2人も周りの人もすごく救われてると思うし、そういうパワーのある人だった。

かしゆかは冷静。2人に比べて感情的になることが少なくて、言葉も少ないけどすごく考えてて、頭の良い人なんだなと思った。インタビューのところでも言葉を選んで発してる感じ、好きだった。あと最後の打ち上げの挨拶がすごく良かった。なんだろう、たぶん自然に思ったまま話してると思うんだけど、完璧に練られた感じの挨拶で、パッとこんなこと言えるってすげえなって感じだった。あとダンスが一番余裕あって優雅で素敵。

のっちは良い抜け感があった。パフォーマンスに一番アイドル感がある。表情かな。昔は?今も?人と目を合わせて喋るタイプじゃない人がアイドルやるって、自動スイッチ切替なのか努力の賜物なのか。気になる。力強い感じのダンス好きなんだよね。素直な感じなのかな。のっちが笑ってくれると、楽しそうだと嬉しい。若干前田敦子に通じるものを感じるのは私だけ?最後の挨拶も泣いちゃってて可愛かった。振り盛大に間違えたとこ超笑った。

毎回ライブ始まる前、3人で円陣組むところ、あーちゃんが語りかける言葉がいつも素敵だった。グループは5人組至上主義なんだけど、3人は両手で2人共に触れるからそれはすごくいいなと思った。両手に収まる。

ワールドツアーで、3人は世界各国の人達は待ってくれてるのかな、ってすごく不安に思ってたんだけど、世界のPerfumeファン達は開演のずっと前から並んで待ってて、Perfumeがここまで来てくれるなんて夢みたい、ずっと会いたかったすごく嬉しい的なことを言ってて、そうだよね嬉しいよね、本当によかったねって幸せな気持ちになった。ピンクとブルーの髪の子達が涙ぐんでたり、お兄さんたちが超ノリノリで歌ってたり、オーストラリアから来たご夫婦がこんなに踊ったのは1970年振りだ、とか言ってたりして、Perfumeすごく愛されてるって思ったし、好きなものを好きな気持ちは世界共通だった。

曲が全部良くて、インタビュー中のSpring of lifeのピアノバージョンすごく良かったし、途中でセトリに加わったワンルームディスコも良かった。曲の始まりがハッキリしてる曲多くてとても良い。ポリリズムも良かったし、元々大好きだったMy colorがラストですごーく良かった。3人が届けたいと思ってる気持ちが伝わったし、確かに届いてるよ、って思った。
あとSTARTRAINが最高に良くて、泣くしかない感じだった。何で見たのか忘れたけど、中田ヤスタカと3人は全く曲について話したりしなくて、どんな考えで曲を作ったのかわからないまま、来たものをやるだけで、でもそんなヤスタカが初めて武道館を成功させた直後に作った曲がDreamfighterだったって話超好きで、今回もヤスタカからのPerfume15周年記念ソングがSTARTRAINだと思うと、ヤスタカPerfumeのことめっちゃ大事なんだな、って素敵だった。

本当に見てよかった映画だった。Perfume好きだ。