「図書館戦争ラストミッション」を見た。


すっっっごくよかった。
涙と鼻水でドロドロだったから1人で見に行って正解でした。

基本は茨城の県展の話なんだけど、郁ちゃんが手塚兄に誘拐?されるくだりとか焚書の濡れ衣で査問?されるくだりとかいろんなエッセンスが入ってて盛りだくさんな感じ。

前作よりも体感では戦闘シーンがかなり多かった気がする。ずーっと図書隊は攻め込まれ続けて、堂上も玄田隊長も手塚も撃たれて、ほんともうやめてよって気持ちで見てた。

水戸の銃撃戦の最中、渋谷とか新宿あたりの街を手塚兄が車で走ってて、戦闘中の音が聞こえるのに街並は全然いつも通りで、誰も図書隊と良化隊のことなんか気にしてなくてニュース速報になんか誰も目もくれなくて。
それを見ると手塚兄のこんな戦いバカバカしいっていう気持ちもわかる気がした。
メディア良化法が成立した世界が極論を言えばっていう世界なんだけど、ある程度の検閲は受け入れた上で、戦いのない世界、検閲のない世界にするっていうのは確かに現実的で効率的なやり方なのかも。

でも私たちが守ってるのは本だけど、本だけじゃないっていう郁ちゃんの台詞の通り、1冊の本を守るために戦ってるんじゃなくて、1冊の本も焼かれない、表現の自由のある世界を守るために、結果的に1冊の本を守る必要があるんだよね。

図書館戦争だし図書隊側に入れ込んでしまうけど、今回はちょっと良化隊の人間ぽさもあって良かった。

あと、水戸で逃げ込む本屋さんがあの本屋さんで泣いた。2人の始まりの場所だね。堂上教官に救われた女子高生だった郁ちゃんが、あの時の図書隊員を目指してここまで来て、今度は自分が守る立場に。泣くしかない。
堂上教官も郁ちゃんのこと心配ではあるけどちゃんと信頼して任せるようになってたし、小牧さんを大切なものがある人間らしさを感じたし、手塚も郁ちゃんとか柴崎と助け合ってる感じだし頼もしくなってたし、メンバーみんなの成長が感じられて良かった。柴崎様は前作が変わらず完璧に原作通りで何も言うことはないです完璧。

すごーく良かったことには変わりないけど、仁科司令が1人で背負って出て行ってしまったこととか、とりあえず水戸の戦いは終わったけど戦いは全然終わってないし、え、まさか終わりじゃないよね?って感じなので続編に期待します。

あと岡田くんの身体能力高すぎてひいたし、奈々ちゃん手足長過ぎてひいた。